マリちゃんまたね。
そう、この日にMステのパフォーマンスを観てあなたを好きになった。
なんて素敵な出会いだったんだろう。
マリちゃんが、Sexy Zoneのマリウス葉さんが卒業した。
最後にアイドルとしてとびきりの笑顔と素晴らしいパフォーマンスを残して。
マリウスさんを応援するようになって1年もしないうちに活動休止になって、振り返ればマリウスさんがいるSexy ZoneよりもマリウスさんがいないSexy Zoneを応援する期間が長くなっていた。
それでも待っていた。ずっとずっと待っていた。戻って来てくれる日を、そうであって欲しくないけれどそうでない選択をしたとすれば、マリウスさん自身の言葉で、声で語りかけてほしかった。そしてその想いをマリウスさんとSexyZoneは叶えてくれた。
あんなに綺麗なアイドル人生の幕引きを見せてもらえたら、もう何も言うことはない。
待ち続けてよかったと心から思う。
インスタでの弾けるような笑顔も最後のマリDもカウコンもRIDE ON TIMEも彼にとって最初で最後の東京ドーム公演も全部全部楽しかった。
マリちゃんありがとう。
愛しているよ。
あなたが歩むこれからの道が実り多きものであることを、幸せに満ち溢れていることを祈っているよ。
マリちゃんの愛読書だとSNSで話題になったルピ・クーアの『ミルクとはちみつ』をあなたを想いながら毎日読んでいます。
- 価格: 1540 円
- 楽天で詳細を見る
その中にある一遍の詩をあなたに捧げさせて下さい。
人は去ってゆく
でもどんなふうに
離れていったかは
ずっと胸に残る
Sexy Zoneにマリウス葉という素晴らしいアイドルがいたことは、私の胸にずっと残り続けます。
ありがとうマリちゃん。
またね。
KAT-TUNデジタルシングル『ゼロからイチへ』みんな中丸雄一に落ちてしまえ
最近ジャニオタの友人たちから連絡が来ると必ずと言っていいほど『ジャにのちゃんねる』の話題になる。
中丸くんが面白い。
うん知ってた。
中丸くんの手が綺麗。
うん知ってた。
中丸くんが「ゆっち」って呼ばれてるのかわいい。
うん知ってるけどゆっちって呼べない。
ゆっち動画編集すごいね!
うん知ってた…え?ゆっち呼び!?
このように、わたしの友人のジャニオタ達は、中丸くんにジワジワ引き寄せられている。
1人はゆっちを見たいから次に会う時に円盤を貸して欲しいと言ってきたし、また1人は中丸くんを見るためにジャにのを見てしまう自分に戸惑っているようだ。
ありがとうジャにのちゃんねる!!!
ありがとうYouTube!!
中丸雄一の時代が来た。
そしてまた、『朝だ!生です旅サラダ』の力も大きい。
ジャニオタではない友人たちからはこちらの感想が時折届く。
『発掘!ニッポンなかまる印』では、レポーターとして全国を駆け回り、土曜の朝の顔としてお茶の間に麗しい笑顔を振りまく中丸くんはとてもとても素敵だ。
友人たちのいる土地、故郷に中丸くんが出向くと必ずと言っていいほど連絡が来る。
中丸くんが毎週リアルタイムで観られるわ、コロナ禍でなかなか会えない友人達と連絡が取れるわ、私にとっては嬉しいこと尽くめである。
ありがとう中丸くん!中丸くんのファンで良かった!!
生きとし生けるもの全て中丸雄一に落ちてしまえばいい。
だって中丸雄一はめちゃめちゃかっこいいし、推して楽しいアイドルなのだ。
このご時世、現場に行くのを控えている私としては、コロナ禍が過ぎ去れば絶対にKAT-TUNのライブに行きたいし、正直ライバルは少ないに越したことはない。
しかし、知ってほしい。
KAT-TUNってすごいんだぞ。
KAT-TUNの中丸雄一は最高にかっこいいんだぞ。
そんな超絶かっこいい中丸雄一がいるKAT-TUNがこの度デジタルシングルを配信した。
下記リンクから視聴してお気に召したら是非ダウンロードしてほしい。
https://twitter.com/kattun_0322/status/1580121102688440320?s=46&t=bVO2BPUgjujVquXYZVgdNw
去る10月4日天使の日=上田竜也さんご生誕の日に格付けチェックでやらかしてしまい、2度とKAT-TUNヅラすんなとお叱りを受けてしまった中丸さんがめちゃめちゃKAT-TUNヅラして歌い、舞い踊る『ゼロからイチへ』。
いきものがかり・水野良樹さんが作詞作曲をしてくださったもの。
もうそれだけで最高が約束された楽曲なんだけれど、歌詞もブラスアレンジも爽やかで力強くてきっと全ての人の応援歌になると私は信じている。
「生きることさえカラフルにえがけ」
亀梨くんにこんなふうに歌われたら、もう何がなんでもがむしゃらに生きてやろう人生を彩ってやろうって思える。
ちなみに本作の中丸雄一の歌声の聴きどころは
「くらやみを抜け出して」
の〝出〟です。
残念ながらMVは今のところ公開されていないが、
↑こちら公式チャンネルでほんの少しだけパフォーマンスが観られる。
しかし、中丸雄一のKAT-TUNヅラが観られるのはやはり歌番組が1番だ。
バズリズムもCDTVも放送が終わってしまったがこのブログをここまで読んでくださったあなたにもう1度チャンスがある。
10月14日のMステKAT-TUNでまーす!!!!!!
ぜひぜひ観てください。
KAT-TUN最高にかっこいいから。
ゼロからイチヘのダンスめちゃめちゃかっこいい。
KAT-TUNしている中丸雄一本当にかっこいいから。是非観てね。
約束。
もしかしたら亀梨和也さんの肩出しも観られるかもしれないし、実はめちゃくちゃ可愛くて優しい笑顔をお持ちの上田竜也さんが大量の布を身にまとい、思いのままに操る姿が観られるかもしれないよ。
いや、彼らなら私の語彙力、表現力を遥かに越えたものを見せてくれるはずだ。
是非観てね。
10月14日のMステ。
約束だよ!
Sexy Zone 『Trust Me,Trust You.』最後にはきっとそこに……
ついに発売されたSexyZone『Trust Me,Trust You.』
前作『夏のハイドレンジア』から約1年1ヶ月ぶりのシングルリリースですね。
待ってたよSexyZone!
発売に先立って公開されたMVが面白くて、早く手元に欲しくてたまりませんでした。
誰もが知っているであろう名画『最後の晩餐』を彷彿とさせるこのMV。SNSで有識者の皆さんが考察を繰り広げていらっしゃるので、是非そちらも検索してご覧になってみてください。MVが500倍くらい楽しくなります。ただでさえ美しく、狂気じみて抗いがたい魅力のあるMVなのに!
こちらの楽曲を作詞作曲されたのは平井大さん。
平井さん、素敵な楽曲をありがとうございます。
平井さんのTwitterアカウントで『Trust Me,Trust You.』の弾き語り動画があげられているのですが素敵ですよ!
本当にいい曲なの。歌詞好き。めちゃめちゃ好き。
信じていたいんだ 何度阻まれても
暗闇の向こう側に I see the 未来
最後にはきっとそこに美しき世界が 僕らを待ってる
あー!!!めっちゃいい!!
菊池風磨さん出演ドラマ『トモダチゲームR4』の主題歌でもあります。
キャッチコピー「その友情、いくらで売りますか。」
怖。
裏切るか、裏切られるか、目の前の友達は敵なのか味方なのか。ドラマの話はここでは割愛しますが、ドラマの世界観も見事に体現されています。
『Trust Me,Trust You.』はSexyZone にぴったりの楽曲だと思っていて。
絶望の淵に沈んでいるのに明るい未来を信じて、浮かび上がろうともがき続けるという物語が歌詞から想像できるのですが、彼らが歌うと美しい。でもきれいごとに聴こえないんですよね。ちゃんと生々しく、泥臭い。彼らが表現するこの生々しくも美しい祈りの歌が私は大好きです。
風磨くんのラップ素敵なんですよ。MVの表情にもゾクゾクしてしまう。もともと艶っぽい声をお持ちなのですが内から湧き出る感情を吐き出すように歌う風磨くんとっても好き。
勝利くんの声、この曲にとても合っていると私は思うのですが、みなさんはどう思われますか?低音いいね。勝利くん、どんどん低音だしてこう。待ってる。勝利くんの空気を多く含んだような歌声大好きです。
ケンティーの冷たさをはらんだ硬質な歌声素敵ですね。ソロのところなんて最高ですもの。全体的に美しすぎるよケンティー。嗚呼ケンティー……なんの言葉も浮かばない。語彙力喪失。
おまたせしました。聡ちゃんのターン。ちょっと長くなるよ。
聡ちゃんメイキング見たよ。かわいいね。聡ちゃんがそこにいるだけで周りがぱっと明るくなる。そんな聡ちゃんが
敵/味方も見方で変わるさ
なんてサングラスでこちらをねめつけるように歌う。鳥肌立った。聡ちゃんのダンスかっこよくて私は私は……!(五体投地)
SexyZoneの曲を聴いているとマリウスさんのことを思い出さずにはいられなくて、この曲を聴いていると、ごくごく自然に「この曲を歌うマリちゃんを観たいな」と思いました。重荷にになるかと思って、あまり言わないようにしていたけれど、待ってるよ、マリちゃん。マリちゃんがいつか自分の言葉で語りかけてくれるその日まで待っています。ずっと、ずっと。
どの形態を購入するか迷われているなら、私自身はMVが大好きなので個人的には冒頭に貼り付けた初回限定Aがお勧めなのですが、特典映像はないけれど曲数が多い通常盤もいいし(『See you again』いい)
バラエティ色の強い特典を楽しめる初回限定Bもいいですよ。
もちろんYouTubeでも楽しめます。
ご自身にあったコンテンツで、どうぞこの楽曲を永く慈しんであげてください。
今日はここまで。
最後になりましたが、皆さんと、皆さんの大切な推しが、今日も明日も明後日も幸せでありますように。
怪作であり快作 安田章大『9』を考察する(中編)~『Black of night』との比較と色彩について~
前編はこちら↓
hanachirusato-88.hatenablog.jp
奥行き深く聴けば聴くほど深淵と引きずり込まれる関ジャニ∞オリジナルアルバム『8BEAT』収録、安田章大作詞作曲『9』。
考察すればするほどわからなくなる。もうわからなくてもいいんじゃないか、考えるな感じろ! でいけばよくない? と自分自身に語りかけているのですが安田くんの思考に少しでも触れたい安田章大ファンとしての人格がやめさせてくれない。
これは罠? I wanna?
と、『9』のオマージュで韻も上手に踏めたところで、考察再開!
2番以降の楽曲へのアプローチの前に、ある作品について触れたいと思います。
2016年12月7日にリリースされた関ジャニ∞37枚目のシングル『NOROSHI』初回限定盤Bに楽曲・MV・メイキングが収録されています『Black of night』。
上記リンクをクリックしてみてください。関ジャニ∞の自主レーベルINFINITY RECORDSの公式サイトのNOROSHIのページにとびます。スクロールしていくと『Black of night』のMVが45秒間だけ観られます。お使いの環境によって音の聴こえが違うかもしれませんが、呼吸音、聴こえませんか?
そう、この楽曲も『9』同様、作詞作曲安田章大。このMVではその箇所は映っていませんが、実はこの楽曲にも呼吸音の他に心臓の音が使われているんです!
残念ながらレコーディングの様子は映像として残っていませんので、誰の呼吸音か、誰の心臓の音かはメイキングでは詳らかにされていません。
唯一、映像として残っているのはMVで吐息の音と共に丸ちゃんの吐いた息がガラスを曇らせる表現があるので、その部分は丸ちゃんの吐息の音なのかもしれません。
いかんせん当時まだ関ジャニ∞ファンではありませんでしたので、現在手元にあるCDとDVDから推測するしかできません。面目ない。
もしこの件に関してご存知の方がいらしたら、連携しているTwitterにリプを下されば嬉しい……けど……皆さんお忙しいですもんね。無理言ってごめんなさいね。でもお待ちしています!
呼吸音、心臓の音、という共通点から『9』を初めて聴いた時に私はすぐに『Black of night』のことを思い出しましたし、同じお考えの方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにこの『Black of night』作詞作曲だけではなくて、監督、振付師、衣装選び、MVコンセプトの提案など随所に安田くんが深く関わっています。
さらにメイキングで安田くんがMVについて語っている場面があります。
渦巻く感情を衣装で表現できたらいいなとスタイリストさんが言っていた(中略)
使う色を赤・紫・オレンジにして欲望の塊を色で表現した。
(NOROSHI 初回限定盤B 『Black of night』メイキングより)
安田くんにとって赤・紫・オレンジは欲望の色というイメージなんですね。
ここで赤・紫・オレンジを色相環で確認してみましょう。
赤・紫・オレンジは色相環で見ると近いですね。
赤とオレンジは類似色、赤と紫は間にピンクが入っていますが類似色に近い位置関係といえます。
このあたりの色が安田くんにとって欲望を意味する色ということです。反対色の青や緑は欲望と逆の感情を表す色といえるかもしれません。
以上のことから色彩というものが彼にとって“感情”を意味するものと推測します。
さて、ここで『9』のMVについて思い出してみましょう。
鮮やかな色が一瞬前半に映し出されますが、ほぼ色彩を抑えたモノトーンの世界で表現されています。
白と黒は無彩色と呼ばれています。
無彩色では、白は最も明度が高く、黒は明度が低い。
明と暗。まさに光と影。白安田と黒安田(前編参照)
『Black of night』が色彩で人の欲望を表現した曲とするならば『9』はモノトーンを用いて人の内なるもの、精神世界を表現した曲といえるのではないでしょうか。
ああ、深読みばかりしてしまう。
間違っていてもいい、深読みしたいんです。安田くんの作った楽曲だから。
少し楽曲から離れた感想を。
『Black of night』のメイキングで安田くんは
プロフェッショナルのスキルを持ち寄って摺り寄せて良いものを作る。
(NOROSHI 初回限定盤B 『Black of night』メイキングより)
と言っていましたし、『9』のメイキングで
ファンの皆さんが喜んでもらえるもの……皆さんで力貸してください。
(8BEAT完全生産限定盤 『9』メイキングより)
MV撮影前にスタッフの皆さんに呼びかけていました。
ぶれないな、安田くん。
良いものを作るためには、自分だけじゃダメだと思っている。
それぞれのスキルを力を貸してほしいと素直に声に出せる。
安田くんの顔も声も全て大好きだけれど、そんな柔軟で謙虚な安田くんの人柄にも魅かれたんだなと、しみじみ嚙み締めました。さすが関ジャニ∞の母。
中編はここまで。
後編はまた歌詞の考察に戻ります。
果たして考察できるのか、自分でもわかりませんが私なりに紐解いていけたらと思います。
めちゃくちゃ時間がかかりそうで今から怖いですが大好きな人が作った素晴らしい楽曲なので楽しんで考察していけたらと思います。
最後になりましたが前回、「後編につづく」と言いながらさらっと中編にしました。
まとめるの無理でした。
次は絶対後編につづく。後編の1とかにはならない。ならないはず…
怪作であり快作 安田章大『9』を考察する(前編)
2021年11月17日に発売された関ジャニ∞通算10枚目、約4年半ぶりに発売されたオリジナルアルバム『8BEAT』。
各形態の簡単な紹介はこちら↓
hanachirusato-88.hatenablog.jp
その中で今回は完全生産限定盤に収録されています安田章大作詞作曲『9』について書いていきたいと思います。
このブログを読んでくださる皆さんはもう『9』を味わい尽くしたであろうという前提でお話を進めます。ネタバレ回避の方はここより先は進まない方がいいと思います。(『9』堪能し終わったら覗きに来て下さったら嬉しい……)
受け取り方はそれぞれなので、あくまでも私が感じたことを書きますね。
外しきれるかどうかわからないけれど安田くんのファンとしての人格フィルターを外して考察していきたいと思います。
その前に叫ばせて。
安田くん天才ー!!!!!
ぎゃー!!!!!!好きすぎるー!!!!!
安田くんこれはやったな!やっちゃったな!!!
はい。フィルター外しました。
それでははじまりはじまり。
曲のはじまりの合図は長い深呼吸の音。
息を吸うときは空気が流れ込む音だけですが、吐く時は「はあ」という低い声が混じります。紛れもなくこれは安田くんの深呼吸。MVでは、この深呼吸や、随所随所の効果音を表現するのは黒い衣装を身に纏った安田くん(以下:黒安田)です。
白い衣装を身に纏った安田くん(以下:白安田)の歩いている後ろ姿が映ると同時に歌いだし。
君と一直線 左脳部屋へ(安田章大『9』より)
2021年11月17日発行雑誌『MG NO.8』で安田くん自身がこの楽曲について、このように触れています。(一部抜粋しますが全文通して読んだほうがより彼の頭の中が覗き込めるので個人的には手に入るうちに購入をお勧めしたい)
曲を作っているときにずっと頭にあったのは「人にはさまざまな側面がある」ということ。(MG NO.8より一部抜粋)
黒安田が映るときの画面はモノトーンで、色が入っていても抑えた色調になっています。今や彼のトレードマークになった眼鏡を外してアイメイクを施し、狂気を滲ませる目つきを見せます。
一方の白安田は色彩を感じさせる映像になっていますが自然光を基調に落ち着いた色合いになっており眼鏡をかけたり外したりしながらも黒安田に比べると穏やかで柔らかい表情をしています。
黒い部分も白い部分も自分であり、共に「左脳部屋」へ入る。論理的思考を司るといわれている左脳へ。
それは双方
拒否する権利はない(安田章大『9』より)
のです。
続く歌詞に「紫のアネモネ」が出てきます。紫のアネモネの花言葉は「あなたを信じて待つ」です。
アネモネ全般の花言葉って悲しいものが多いんですよね。「はかない恋」とか「見捨てられた」とか「薄れゆく希望」とか。色別でみると希望を感じさせる花言葉もあるのですが、あえて“紫”のアネモネをここで登場させる安田くんの感性にため息がでます。
(本筋から外れるのでこちらで触れるのは控えますがギリシャ神話におけるアネモネのお話がなかなか趣深いのでお時間があるときにでも調べてみて下さい。神話の神様ってやりたい放題。)
さて、話を元に戻しましょう。
「拒否する権利はない」と言いながら「あなたを信じて待つ」のです。すごい圧。私なら行きたくない。それがたとえもう一人の自分であっても後戻りしたい。だって
甘い魔界の音色でLet's go
ですよ?“魔界”に誘われているんですもの。どんなに甘い香りに誘われてもそこにはもう闇しかない。それでももう行くしかないんですよね。だって魔界に誘われるのが自分ならば、魔界に誘うのも自分だから。左脳を魔界と表現するなんて面白い。
MVで「Let's go」と歌うのは黒安田であることから、これより魔界に誘う側=黒安田、誘われる側を白安田と仮定します。
※MVではここから2番の歌詞へとうつります。ダンスバージョンのMVも同じくです。
これより2番に入るまで曲と歌詞からの考察になりますのでご容赦ください。
そして畳みかけるように「心配ない。簡単なことだよ。」というような一見優し気な言葉で黒安田は語り掛けますが
と、やはり強引な言葉を投げかけます。Blazingは「燃えている、焼きつくような、見えすいた、ひどい」などなど訳することができるらしいのですが、私は「僕のペースに合わせないと君のこと燃やしちゃうから」といっていると解釈しました。魔界の住人が相手の気持ちを考えてくれるとは思えない……。
そこからの歌詞はもうめくるめく愛欲の世界。あれ? 自分の頭の中の話じゃないの?どういうこと? と私は初めて歌詞を読んだ時に混乱しましたし、今も混乱しています。
割かれたいアツイ花芯 (安田章大『9』より)
だとか
求め視つめ合う 弄り慰め 蕩け合う (安田章大『9』より)
だとか、文学では情欲や愛欲を表す時に使われる表現だと認識しているのですが、皆さんどう思われますか?安田くん本人がMGでこの楽曲の世界観を解説しているのを読んだ上での推察ではありますが、人の様々な側面は全てその人自身であり、それらが混ざり合う、溶け合う、というようなことを表現しているのでしょうが、あえてこういった表現をするのが安田くんらしい。生と死、生と性、ということなのかもしれません。
湿る吐息 煩悩の性 本能の罠 I wanna (安田章大『9』より)
この「湿る吐息」のところ、ちょっとした仕掛けが施されています。一瞬歌詞カード間違ってる!? と思いました。安田くんごめんなさい。こういう表現の仕方もあるんですね。
そして1番はこう締めくくられます。
席巻しようか A world of four or more 透明な身体で (安田章大『9』より)
この「A world of four or more」をネットで翻訳してみたら「4以上の世界」と訳されたんですよね。4以上の世界を席巻するということは、今わたしたちがいる世界は4の世界なの? 四次元? 第4世界? 世界4大〇〇の4? 考えても考えてもわからないので安田くん教えて下さい。
1番を考察するだけで2500文字を超えてしまいました。
この難解な世界を果たして考察しきれるのか!? そしてこれまでも考察できているのか!? ファンとしての人格フィルターは外しきれなくてごめんなさい。だって好きなんだもん。
今日は気力も体力も限界なので前編はここまで。
後編に続く。続くはず。
“愛”とは何かを考えたくなるジャニーズWEST『黎明』
いい曲だなあと思う。
美しい旋律で情緒豊かな歌詞で。
作詞をされた方は相当ロマンティストだと思う。
そして歌詞をなぞらえたようなダンスが魅力的。
優しいのに強い。強いのにうるさくない。
ジャニーズWESTってスタンドマイクの前で立って歌うだけで映える人たちだけれど、なんてダンスが似合うグループなんだろう。
CDTVでこの楽曲がフルサイズで披露されたとき、ああ明日早いのにな、もう寝なきゃいけないのに…そんなことをぼんやりと考えながら何度も録画を見返してしまいました。
途中イヤモニが外れてしまってそれを振り付けに紛れ込ませ、すっとケーブルを手繰り寄せながら踊る中間くんの所作が美しくて感嘆したのと、その一部始終を見てニヤニヤしている重岡くんが大変可愛らしかった。本人たちはトラブルでそれどころではなかったでしょうが、ああいったふとしたと瞬間にアイドルの素が出るのでそういうの大好物な私得でした(合掌)。永久保存決定。
後日、中間くんご本人がラジオでこのハプニングを悔しい、とお話しされていたようですが振り付けの一部のようで素晴らしかったですよ、と、どなたか中間さんにお会いする機会があればお伝えくださいませ。よろしくどうぞ。
2022年1月19日に発売されたジャニーズWEST『黎明/進むしかねぇ』
私が手にしたのはこちらの初回Aです。
ドラマ『鹿楓堂よついろ日和』の主題歌ですね。
常にお腹を空かせているので美味しい食べ物が出てくる作品に目がない私はこのドラマがもちろん大好き!
全体を通して優しい物語なのですが登場人物達はどこか悲しい過去を背負っているような……それでも希望を感じさせてくれる世界観にこの楽曲は主題歌としてぴったりです。
それでは本題に。
イントロの前にレコードに針を置いた時のようなプツッという音がします。
この音はYouTubeでは聴こえないんですよね。
YouTubeではメンバーの足音→カーテンの布ずれの音→静寂→イントロになっています。
映像での表現、CD音源での表現をそれぞれ変えている。面白い趣向だと思いました。
イントロはピアノの独奏から。歌いだしは小瀧さん、濱田さんと続いて、少しずつ楽器の音が増えていく。全体的にノスタルジーを感じさせるような音作りをされていると感じました。
インストでコーラスも聴いてみましたが、ゴスペルのような荘厳な雰囲気なんですよね。クライマックスでは弦楽器が加わってそれがまた音に厚みをもたせて、聴き手を高揚させる。曲に惹きつけられる。最高。好き。
歌詞には“愛”という単語が7回出てきます。
でも一度も「僕」は「君」に「愛している」とは言わない。
君が今好きなものが もっと好きになって
僕の大事なものを もっと知ってほしくて
というほど「僕」は「君」のことを想っているのに、です。
そう、この歌は愛を告げる歌ではないんですね。
ひとりぼっちだと思ってた(略)
みんなそうだと思ってた 君に出逢うまで
そんな“僕”が愛に触れていたい、愛に頼りたい、“君“にとっての愛とは違っても……と歌う。自分の中に初めて芽生えた愛という感情に向き合う歌なのです。(と、私は思った)どこか不器用さも感じる愛の歌。
初めて“愛”を知って戸惑いながら向き合おうとする芽生えたばかりの愛の物語なのです。
かつて誰かを愛した人
いま愛する誰かがいる人
いつか誰かを愛したい人
そんな人に聴いてほしいなと思いました。
歌詞を読むまでは『黎明』という単語とジャニーズWESTさんの最近発表された楽曲の傾向から勝手に解釈を加えて人生を説くもの、哲学的なものなのかと思っていましたが蓋を開けてびっくり。めっちゃラブソングー!!!!!しかもめっちゃいい曲ー!!!
あとね、ダンスも観てください!!
振付けはs**t kingzのshojiさんです。
歌詞と連動した振付けと余白、フォーメーションがとても面白い。
振りの数よりフォーメーション目まぐるしくないですか!?どうですか有識者の皆さま。
上下左右に立ったり座ったりめちゃくちゃ忙しそうだけれど歌う人にしっかり注目できる。モーセ的な割れ方したと思ったら一直線に横並びになってたり円形だったり放射線状になってたり。見ててめちゃめちゃ楽しい。
私が特に好きなのは神がかった宙を浮いているが如く神山さんのソロダンスの少し手前。
1分30秒あたりで桐山さんと中間さんの歌い終わり足元から藤井さん小瀧さん重岡さんが滑り込んでくるところです。
なんか好き。無性に好き。
ドリアイだとかハピライで拝見して激しく踊っているグループという印象が強かったので久しぶりのダンス曲というのが意外でした。
スタンドマイク一直線並びで熱を感じさせる楽曲が彼らの代名詞となりつつあるかもしれないけれどダンスも素敵だからまた是非観てみたいです!
初回Aは通常のMVとダンスバージョンのMVが収録されています。おすすめ!
同時収録の『進むしかねぇ』はこれぞジャニーズWESTって感じだし
『Cherry on top』は洋楽特有のおしゃれさを感じさせるメロディーと歌詞がセクシー。うん、とにかく聴いてください。かっこいいですよ。
さらにメイキングも収録されていますよ。ジャニーズWESTの皆さまがわちゃわちゃして平和です。黎明っていう漢字が難しいって騒いでいる皆さんをみてわたくし、危機感を抱きまして練習を積み、おかげさまで〝黎明〟書けるようになりました。ちょっぴり賢くなりました。ありがとうございました。
最後に。
このブログを、CDを贈ってくれた心優しき大切な友人に捧ぐ。
大倉くんはいつもどこか切ない
日経エンタ魂の歌。
関ジャニ∞連載が始まってから毎号買っているけど、どのメンバーのインタビューも胸に迫るものがあって涙無くして読めない。まだファン歴が浅い私でもこうだもの、長くファンを続けている方はどんな気持ちであのテキスト達を読まれたのだろうか。
関ジャニ∞を追いかけ始めて私の中で1番印象が変わったのは大倉くんかもしれない。
私が覚えている限り、彼の単独の仕事を初めて認識したのは映画「大奥」である。
傲慢で、でも一途で、運命に抗えず儚く命を散らしていく役を演じる大倉くんはそれはそれは美しかった。
それから随分経って関ジャニ∞を追い始めるようになり「フトコロノカタナ」を観た。
言わずと知れた「ジャム」初回A特典映像である。
必殺仕事人出演時の思い出を淡々と語り、宙を見つめる大倉くんの一言一言が切なかった。
きっと当時は悔しい思いをしただろうに、その頃の大倉くんも大倉くん自身なのに、俯瞰で当時のことを語る大倉くんが切なかった。
そしてこんな風に冷静に物事も見られる彼が「ブレーン」と呼ばれる所以もわかったような気がした。
今回の日経エンタ大倉くん回を実は1番楽しみにしていた。
どのメンバーのテキストも読みながら涙が出たのに大倉くんのテキストだけ涙は出なかった。
ただただ切ない。
切ないけど、大倉くんに背中を押してもらったような気持ちになった。
この人はどんな時でも冷静に物事を見れてしまう。
自分の音楽の好みすら顧みず、関ジャニ∞を押し上げようとしてきた人。
ジャニーズイズムの真髄を極めようとしている人。
大倉くんほどのキャリアも実力も持つ人なら自分自身の信念だけを押し通すこともできるだろうに、恐らくSNSの私たちの声も入念にリサーチしているのであろう発言もあって「関ジャニ∞ 大倉忠義」と自我を切り離して見ているようにも感じた。
いつかの関ジャニ∞TVのちびぬい完成のお知らせ動画を思い出す。
私はあの動画が今までの関ジャニ∞TVの中で1番好きだ。
くらすますで意見を募ったり試作品をTV出演の際に見せてくれたり、そんな大倉くんがはにかみながらちびぬいを披露してくれた時のことを私はきっといつまでも忘れないだろう。
すこし前のちびぬいに関する様々な意見も彼はきっと知っているだろう。でも彼なら、彼の属するチームならきっとこれからの活動でその答えを提示してくれるはずだ。
私は彼の答えをそのまま受け止めるのみである。
話は変わるけどストーカーの件についても触れてあったのには驚いたけど「ファン」と「ストーカー」の線引きも彼自身の言葉ではっきり述べてくれたことが個人的には救われた。
きっと他のメンバーにもこの件に関していろいろなことがあっただろうけど、ここでも彼はブレーンであり表に立つ覚悟なのだなと胸が締め付けられるような気持ちになった。
大倉くんはいつもどこか切ない。
けれど彼の中には揺るぎない信念がある。
溢れんばかりの情熱を持ちながら、冷静に物事を見極められる彼を尊敬せずにはいられない。
彼の心身の安寧を願いながら彼が創りあげるエンターテイメントに身を委ねていこう。
大倉くんの魂の叫び、日経エンタ魂の歌を多くの人に読んでもらいたい。
噂も憶測も全て無意味だ。
彼自身の言葉に1人でも多くの人に触れてほしい。
誰かの「推し」である人たち全員に言いたいことがある。推しの1人である安田章大さんの言葉をすこしお借りしよう。
「いつも夢や希望を届けてくれてありがとうございます。私たちを幸せにしてくれる分と同じくらいご自身の幸せも大切にしてください」
と。